フィンランド原種羊毛の藍発酵建染 Dyeing Finn raw wool with fermented Sukumo indigo vat on 20 degrees C

2019年にスコットランドチェビオットやオーストラリアメリノを30kg、2020年に楮作品122cm×122cmを4点を染めたindigo vatで、今回はフィンランド羊毛を染めました。繊細で長毛、オイリーな原毛で、好きな藍色に仕上がりました。

Indigo vat dyed 30 kg of Scottish Cheviot and Australian Merino in 2019, and 4 pieces of 122 cm x 122 cm in 2020, and this time dyed Finnish wool. Delicate, long hair, oily raw hair, finished in your favorite indigo color.

新作「深淵ーDeep in the light」

以前、楮繊維を藍染して送り、手漉して頂いた唐津の紙漉思考室さんに、私から作品のイメージ、テクスチャーを伝え、いくつか試作して、土台の大型和紙を制作して頂いた。煮ただけの楮も送って頂き、ウォードすくも建で染めた。

前回、3種類の藍建液の染色性と色の違いを確認できていたので、今回は直ぐに4枚の下地作りをして、すくも藍+自家製蓼藍沈澱藍建270L液とウォードすくも建100Lそれぞれで染め、造形して連作4作品にした。太陽の光が注ぐテラスで室内から見る場合と外から見る場合では、色もテクスチュアも変わり、また藍建液による発色の違いが大きく出た。

122cm×122cm,  4点

「深淵ーDeep in the light」の制作映像

 

フランス国立美術史研究所セミナー “Couleurs du vivant, l’exemple de l’indigo” 講演映像「日本の藍、発酵による藍建方法」

2月26日に行ったフランス国立美術史研究所での講演全編がYoutubeで公開されました。

COULEURS DU VIVANT I L’INDIGO AU JAPON ET LE SAVOIR-FAIRE DES CUVES À FERMENTATION 26 FÉVRIER 2020

講演で展示した5種類の藍で染めた資料 Materials dyed with 5 kinds of indigo exhibited at lecture

研究所のサイトでは様々なプログラムの映像が公開中です。

https://www.inha.fr/fr/ressources/audio-video.html

日本では、9月21日〜22日、2018-2020北方のいろ共同制作ワークショップと国際天然のいろ展(主催:アースネットワーク、共催:公益財団法人 北海道文化財団、特定非営利活動法人アースネットワーク)のプログラムである2020国際天然の色展(札幌 モエレ沼ガラスのピラミッドHIDAMARI スペース2にて、講演で展示した藍の資料とインジゴツィードを展示致します。また、スペース1では、2014年〜2018年に取材し、使用した国内外の藍染料の製造現場の映像を放映いたします。

2019年ホソバタイセイとエゾタイセイ栽培〜染料作り

  Isatis tinctoria ホソバタイセイとIsatis tinctoria yezoensisエゾタイセイ

         ホソバタイセイの茎と葉
          生葉を潰して丸める
   発酵させながら押し固め、乾燥させる
            3週間後
          秋収穫のタイセイ
           秋の下葉を潰す
    春〜夏収穫より発酵は遅いが、匂いは同じ
    春〜秋で、100L建てする量は充分確保できた。


ウォードすくも発酵建液染原毛の色

ウォードすくも発酵建液(28℃) couched woad vat with fermentation
ウォードすくも発酵建液染原毛1kg(奥:タデアイすくも藍建液染原毛1kg)
1kg of raw wool dyed with fermenting couched woad vat
back: 1kg of raw wool dyed with fermenting Sukumo vat